MSA総合研究所の目標としては、MSA協定資金(MSA資金)の専門家を1000人から1500人育成することを目標としています。なぜなら、MSA資金は、歴史的な事実から始まり、実際に現在の資金の実行に関する専門知識、また、日本の重要産業企業の代表権者個人へのアプロ―チする際の心得、および業務遂行する上の知識等、MSA資金については、相当いろいろ学ぶべきことがあります。
この制度は、1954年に日米相互防衛援助協定(MSA協定)が結ばれた際に、産業援助のための積立金および資金援助の制度ができました。その後、1966年政治とカネの問題がクローズアップされて、制度改革を行い、1970年以降は、完全に民間案件として制度が変わり現在に至っています。
長期間運用されたMSA資金は、巨大化されていますが、民間案件になり、制度について十分理解していない方がこの案件を語るようになり、何が真実でなにが真実ではないか、いろいろ噂が飛び交いこの資金自体を否定的に見る方が増えた現実があります。
そのまま放置していても、事態は改善することもありませんので、MSA総合研究所は、本資金の実行方法及び歴史的事実を詳しく知るシンクタンクとして、専門家育成に努めます。
教育なくして、MSA資金の活用する手段はないと思います。また、産業界へも理解を深めるために制度について関係者に向けて説明を繰り返し行っていきます。
MSA資金を活用することで、財源不足など皆無になる世界を作り上げることが私たちMSA総合研究所の望みであり、それを提言することが私たちのシンクタンクとしての役割だと確信しています。