□日本国は、世界に資金を貸し出している債権大国であるといえます。ある意味、世界最大の金貸し国家であるといえます。その与信枠を使って、現金調達する仕組みが、償還制度とPPPによる運用システムです。

巨額資金の幻想は、これは、投資銀行からの借り入れ資金であるということを説明しました。国際金融市場では、政府保証を出せば、国際的な投資銀行は、その国の与信枠を使って資金の貸出を業務があります。日本は、対外資産に関しては、債権国であって、債務国ではないので、日本国の国際金融における信用は高いといえます。日本の国際問題は、政府の国内における自国通貨での借り入れですので、日本円を借金であれ、中央銀行で日本円を発行すれば、なんとか、国債問題はクリアーできます。

 

日本が優秀な点は、世界一の債権国であり、大概的に言えば、日本は金持ちの国家という事になります。よって、国際的金融機関(投資銀行)は、日本に対しては大きな資金を貸すことができるといえます。

 

その理論がわかれば、企業育成資金の財源は、日本国の大きな与信枠を活用して、投資銀行から資金を調達して、一部の資金を東証プライムの資本金100億円以上の代表権者、銀行の代表権者に返還不要の資金として提供して、残りの財源をPPP運用の財源として投資して、運用して、財源を生み出し、投資銀行への資金を償還すると言えば、この制度について理解できます。

 

世間で、巨額な資金があり、その資金が提供されるという話は、実際のことを知らなければ、幻想のような話になります。

よって、昭和の時代から埋蔵金といわれた資金は、日本国が対外的には、債権国であり、投資銀行から言えば、巨額な与信枠を持った国家が日本ということになります。よって、その部分だけを見れば、日本は破綻することがないという意見でありますが、これは、外国に貸し出している対外資産が巨額にあるというだけで、日本国内に資金が流通していないので、日本経済が悪化しているといえます。よって、日本は今やらなければいけないことは、日本は、対外的に存在する巨額な与信枠を活用して、日本に資金を引き入れる方法、償還制度を活用して、資金調達することが重要と解いているのです。どこの金持ちの資金者が資金提供するというのは、幻想であり、これは、国家の対外的与信枠を使った資金調達と、償還制度、PPP運用という仕組みになります。

 

MSA総合研究所より