企業育成資金の仕組みなどうなっているのか、随分研究してきましたが、結論から言えば、信用創造における資金の作り方ということになります。
巨額資金がどこかに存在するのか?という都市伝説ハンターは世の中に多数存在しますが、未だ見つからなかった・・・ということになっています。確かに、資金というのは、現金化されなければ目に見ることができません。
ドルとの通貨スワップなどで、保管された資金データーの場合、数字上の資金データはありますが、どこかの現金があるのか?といえば、現金は存在しません。
日本にあるのは、政府保証できる資金データー、すなわち、政府が資金の保証をするから存在する「クレジット・ライン」が巨額に存在していると考えれば理解できるかと思います。クレジット・ラインは、与信枠ですから、あくまでも使わなければ、枠だけの話で、なにもないのと同じです。
たとえば、企業育成資金に対象になる企業代表者が申請をすれば、政府が保証するクレジット・ラインから資金を銀行が作るということで言えば、理解できます。クレジット・ラインは、あくまでも与信枠であるので、資金は、(プライマリーバンク)銀行から発行はできますが、それをいつかは、銀行に償還しなければなりません。
すなわち、それを行うには、資金の一部を残金を残して、そのキャッシュバックによって、再度欧州のプライマリーバンクでクレジット・ラインを発行して、そのクレジット・ラインをプラットフォームに入れてPPPすることで、プラットフォームからのクレジット・ラインのリース料のバックを受けて、それで、資金を償還するというモデルであると考えれば、理解できるかと思います。