日本の戦後復興は、輝かしいものであったということは、歴史的によく語られることである。しかし、どうして、あんなにも長期間高度成長を続けられたかは疑問に感じる部分があるかと思いますが、それは、理由がありました。

戦後復興するための財源が確保されていたからです。その財源は、別名、国家予算外資金などと言われ、別名 第三の財源という言い方もされました。第三の財源は、1954年に日米で結ばれたMSA協定の第5条に記されている資金のことです。その資金は、第三者からの影響を受けない形で保管するということ。また機密資金であるということで、資金は、隔離されて簿外資金として管理されました。その財源は、一つは、米国からの小麦支援および世界銀行からの日本向けのプロジェクト融資などの資金の運用金、及び、皇室における金融財産の運用財源などが資金の原資になったたということです。現在もなお、MSA協定における資金(以後、MSA資金と呼ぶ)が国内外で運用されている資金が日本の経済を支える資金として使われています。そのことは、国の特別会計における財政法第44条における資金として特別会計の補填金として使われております。財政法第44条資金ということを調べれば、国の歳入出外で運用された積立金という表現で書かれている場合があります。すなわち、国家予算外資金を意味しており、これが、国連に登録された協定における簿外資金(MSA資金)のことです。

このMSA資金を如何に、日本の再建のために活用するかは、平成から令和にかわり新しい時代での国造りにとって非常に重要な財源になります。私達のシンクタンクではこの資金をいかに世の中のために活用できるかを調査し、それを提案することを目的にしております。